07.03.06:08
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05.25.19:06
仁淀川事件
今日も本家より
ネタを使います。。。
『サーフィンの話を少しします。サーフィンをやってますと言うと皆、凄いとか
カッコイイって思うんですよね~たぶん、でもーそれはきっと雑誌とか、映画とかの
10フィートの大波をチューブ・ライディングしてる映像なんですよ。
僕もある事件までは自分もあんな感じで出来る~と勘違いしてました。
そうあれは~波乗り始めたばかりの事です。高知の仁淀川(河口)に初めて
波乗りに行きました。宮崎で波乗りしてるKくん、Kくんの友達のAくん、そして
僕の友達のHくん、そして僕の4人で仁淀川の河口に行きました。
前日の雨で少し川の水が多くて、沖ではいい感じで波が出来てました。
ポイントに(波がある)に行くには、川を横断せなあかんかったんです。
橋を渡ればかなりの距離あるかなくてはいけなかったんですわ~
Kくんは余裕で沖にパドリング(泳ぐんです)して波待ちしてます。
Aくんは波乗り出来ないので留守番、まず、僕が対岸から沖に出ようと
パドル開始、そしてHくんも少し遅れてパドル開始、その時です
あのこわ~い事件が起こったんです。
初心者の僕は必死でパドルするんですが川の流れに負けて流されたんです。
2、3回波に飲まれて気がつけば30メートルくらい沖に流されてました。
頭の中はパニック、もうあかんな~と思っていたら声がするんです。
あ~死ぬときってお迎えがくるんや~(おおげさか・・)と思ったら
沖で波待ちしてたローカル・サーファーが『こっち、こっちー』と僕を呼んでくれ
たんです。(神様に見えたな~)
最後の力で彼らの方へパドルしました。そして岸まで必死でパドルして帰るのが
精一杯でした。
岸に上がって沖を見ていたら。もう一人流されててました。
それも、2、300メートル流されてるんです。あ~俺と同じ人もおるんやな~と
思いながらAくんの所まで帰りました。
すると彼は顔を真っ青にしてるんです。『大変や~Hくん流された』エ゛~あれ
Hくんやったんか~Aくんは泳げないから助けれん。『近くにボート(漁師さんの)が
あるけど間に会わんかった』と彼は言うんです。
そのときです
沖で波待ちしてたローカルの人達がHくんを助けてくれたんです。
お礼はいったけど(当たり前やけど)名前を聞くのわすれたな~
サーファーの人達はとってもいい人が多いです。(僕は助けれんかも・・)
その事件からHくんは波乗りを止めました。(当たり前か・・)
初めて波乗りする人には何時もこう言います『何かあっても助けれんから
無茶苦茶せんといてな~』でも、初めて波乗りする人の頭のなかでは
10フィートの波でチューブ・ライディングしてるんですね~ハワイじゃあるまいし
有り得ないはなしです。
音楽も同じやな~無茶したらあきません
己を知る事から始めないとあきませんな~
知らない曲、出来ない曲は無理せんときましょう
でも、知ってる曲でもセッションとかで見失うですね~
そんな時、上手い人がこう言うんです・・音で
『今、ここやで~サビやで~頭に戻るで~』
だから止められないんやな~音楽と波乗り 』
何も知らないほど
強いと言うか、恐いもの知らずというか
音楽も波乗りも
己を知ることからはじめましょう。
音楽は恥をかいたり、怒られたり、仕事が来なくなったり(笑)するんですが
波乗りは、命にかかわります。。。もし助かっても
自衛隊や海上保安庁のお世話になります。(漁師の方々にも)
これくらいでもオッケーやろうなどと
不用意にも変な演奏をしたら
『なんやそれ~お前、やる気無いなら帰れ~』っと怒られます。
不用意にも乗れない波に、根性や気合で挑戦したら
『昨日、○○海岸でサーファーが行方不明になりました。』っと念願のTV出演になります。
無理はしない、無茶はしない、他人のアドバイスを素直に受け止める。
何事も謙虚に行きたいものです。
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