04.25.18:26
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02.14.19:48
スローハンド
僕が関西で某有名ドラムメーカーでお世話になった店があります。
南海高野線の○○駅から徒歩で10分くらいのところに
その店はありました。
アメリカンテイストとでも言いましょうか
西部劇に出てくるバーの様な店構え(古~い表現かも・・・)
お店の店員さんは、お尋ね者の様な風貌で
『いらっしゃ~』『どんな、ギター探してんの?』
『そやな~君なら、このギターが似合うで~』っと
まるで、アメリカ村の服屋さんのような対応でした(笑)
でも、けっして怪しい商売はしてません・・・・たぶん
お店のオーナー、店員が『世良公則&ツイスト』のメンバーと友達で
たまに遊びに来てたそうです。
そんなお店ですから、僕の様な田舎者の素人ミュージシャンには
敷居が高い店でした。
楽器メーカーの仕事してなかったら、絶対にお店に入れなかったとおもいます。
でも、オーナーも店員も筋金入りのミュージシャンばかりでした。
上手いとか凄いでは、プロにはなれないんだな~っと
お店に行くたびに思ったものです。
『スローハンド 』オーナーがクラプトンの大ファンで命名されたそうです。
スローハンド 良い言葉ですよね、早いだけなら筋トレすれば
アルディ・メ・オラのような早弾きもできるかも(速さだけなら・・)
良い演奏とはなに? 僕の思う良い演奏とは
音数が少なくても、ゆっくりとしたフレーズでも
充分に感動します。
もちろん、早く弾けて凄い演奏できれば最高ですけど
僕の知ってる限りでは、ほんのわずかです。
早い人は沢山いますけど。。。。。。
スローハンド 一つ一つの音を大切に表現する。
デビット・T?ウォーカーも仰ってました。
『ギターで歌うことを、心がけてる』って
あくまでも僕の考える
早弾きは・・・ラップに近いかも(それは、それでOKやけど)
フィンガー・ピッキングは・・・大道芸に近いかも(まあ、それは それでOKかな)
です。(言い過ぎて、すんません)
スローハンド 僕の中では理想の
いや、究極の演奏スタイルです。
未だに出来ませんけど・・・
ついつい、早く弾いて簡単なフレーズを
難しいフレーズ弾いてんねやぞ~っと
見栄を張ります(笑)
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スローハンド、厨房の頃はそのありがたみが
よくわかりませんでしたね(笑)
むしろ竹田和夫の「暗闇のレオ」を弾きながら
「やっぱギターはクイックハンドやで」なんて
嘯いてた頃を懐かしく想い出します。
長じて、クラプトンの源流を知るに連れ、ギター
なんていうもんは、速い遅いやなくて、ハートや
ということを思い知らされました。
さて、そんな生意気な頃、昭和町の関西楽器に
入るのは勇気が要りました。
「お前ら、買うのか買わんのかはっきりせえ」なんて
オカミさんにどやされたら、試奏どころやおまへん
今はたいていの楽器屋さんが気軽に弾かせてくれますが
あの頃はまだまだおっかない楽器屋がありましたね
アポロビルにあった三木楽器、懐かしいですね。
懐かしいな~
たぶん、僕が一番お世話になったお店です。
特に、イッしゃん(石井さん)
そして、越智さん、藤村くん、その他大勢の方々
某パール楽器 大阪営業所が大国町だったので
毎日、お店に顔だしてました。
たまに、忙しくて行けなかったら
『お前な~注文せ~へんぞ~』っと
脅し・・・いや、さいそくの電話が架かってきました。
何年か前に、三木楽器アメリカ村店に遊びにいったら
藤村くんが店長になってました。
因みに、イッしゃんは藤村くんの話では
焼き鳥やの大将になったそうです。
みんな、出世してまんな~
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